エコな掃除

私が高校生の頃学校の周りを掃除する時間がありました。それはとても退屈で、あんまり記憶には残っていない作業でしたが、この時一緒の班だったクラスメイトと高校時代にこの時だけ話をしたことがありました。

それから4年後、母校での教育実習で彼と再会しました。この時私は周りに仲の良い知り合いはおらず、初めて教壇に立つということにとても緊張していました。彼とは初日のミーティングで話すことがあり、その後も食堂で一緒に食べて話す機会がありました。

一年間一緒の教室にいたのに話したのは掃除の時間だけで、共通の話題はないように思えましたが、時間とは不思議なものでクラスメイトの話や先生の話、就職活動の話などまるで以前からの友達のようになることができました。

そして何人かのグループで教育実習が終わっても彼らとの友達づきあいは続きました。社会人になっていくと同じ高校の思い出が話せるということはとても貴重で、気心の知れた仲間になりました。

高校時代に無駄だと思っていた掃除の時間は単なる奉仕活動ではなく、普段は話さないような人と話すきっかけだったのかもしれません。長い学生生活を淡々と過ごしているようで、学校にはたくさんの出会いがあったのだなと今更ながら痛感します。

この時の会話を今でも振り返りますが、本当に中身のない短時間の会話で、彼も私もなぜあの時友達になれなかったのか不思議ですが、卒業して数年後の人生の節目で再会したのは縁があったのだと思います。

高校時代には男女の友情はあまり成立していなくて、うまく話せなかった私たちも大人になって性別を超えた親友を作れるようになったのかもしれません。これからも長い人生でお互い住んでいるところが離れたり、生活環境が変わったりと変化していきますが年に数回は集まって思い出話に花を咲かせたいと思います。

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あの掃除の時間は私たちにとって必要な時間であったと今なら言えます。エコライフを送ることは心も豊かにしてくれます。